破裏拳ポリマー(2017年映画)感想 Show more
原作の記憶はほぼない。設定はかなりアレンジされている模様。
舞台が一見現代日本なのだが、お金に旧札を使ったり小道具をあえて昭和風で統一することで異世界感が出ているのが秀逸。鎧探偵事務所が入っているボロマンションも、よくこんな味のある建物を見つけたなという抜群のロケハン。このあたりは坂本監督がニチアサで鍛えられた賜物なのだろう。
主要キャラのコミカルな演技も板についており、中盤までは探偵ものとして無理のない、小気味良い展開が続き飽きさせない。主演の溝端淳平はちょっと線が細くてアクションのキレはいまいちなのだが、カメラワークがよく、特に乱戦が面白く撮れているのがとても良い。ヒロイン兼コメディリリーフの南波テル(柳ゆり菜)も味があって実に良い。
一方で終盤の畳み方はちょっと強引で絵としても退屈な場面が続くのがもったいない。青ポリマーがセクシーすぎるのもちょっと冷めるし、期待された決め台詞もタメが弱く決まりきらないのが無念。スーツ着た状態での立ち姿がどうも様にならないのももうひとつだった。
とは言え、全体に見所に溢れる佳作なので、気になった人は是非。
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