未開の惑星を調査中の探検隊は、その惑星の高度な科学力に感心する。
「ほほう、これは一種の情報記録装置のようだな」
「ええ、しかも、自動的に情報を整理したり、検索することも可能。それどころか、判断能力もあります。AIの一種と言って良いかと」
「それがこれだけ小型化されているのか。すばらしい」
「まるでスーパーコンピューターですね。わが惑星の技術力でも、ここまで小型で持ち運びできるものは作れませんよ」
「それがこの惑星では一人に一台か。こんなものがゴロゴロしているとはうらやましいものだな」
「しかも性能をちゃんと使い切ってはいないようです。もったいないですね」
「とりあえず持ち帰って詳しく調べてみよう。これだけの数があるんだ、一つぐらい借りて行ってもここの住人から文句などでないだろう」
「どうせ使ってないみたいですしね。いいんじゃないですか?」
「とはいえ問題になるのもいけない、いちおう断ってからとしよう」
「あー、キミキミ、ちょっと顔を貸してくれないか? すぐには返せないと思うが。なに、頭部だけで良い。ちょっと取り外してくれればいいんだ」
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